いなもち医院便り
今月の興味を持っていること
2022-12-20
~ 腸腰筋という少しマイナーな筋肉 ~
本格的な寒さが訪れていますね。
寒い時期は筋肉が強張りやすく動きにくさを実感しがちですが、
腸腰筋を動かすと、身体を内側から温めることが出来るので注目しています。
大腰筋に比べてあまり話題にされないマイナーな筋肉ですが
骨盤を支えている大切な筋肉です。
腸腰筋は、身体の深いところ骨盤の内側にあり、お尻の筋肉と対になっています。
骨盤を外側から支えているのがお尻の筋肉、骨盤を内側から支えているのが腸腰筋です。
腸腰筋は、椅子に座ったまま膝をあげることで動かせます。
ソファーや背もたれのある椅子に座り背骨全体を背もたれに預けてリラックスします。
そして自然な呼吸をしながら、
無理のない範囲で10回程度、膝をあげる自主トレをしましょう。
腸腰筋が動いて、お腹の深いところが温まりますよ。
寒い朝の動き始めにお勧めの自主トレです。
腸腰筋の自主トレに興味がある方は相談してください。
今年もいなもち医院便りをお読みいただきありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
院長 稲用 博史

今月の興味を持っていること
2022-11-20
~ 宍粟を歩いて制覇 ~
錦秋の秋、という言葉を実感する季節ですね
四方を山に囲まれた宍粟市ならではの秋の景色のなか、宍粟を歩いて制覇、
というしーたんチャンネルの番組に興味を持っています。
この番組はYoutubeにアップされているのを発見してから見始めました。
若いリポーターさんが通りすがりの市民と和やかに交流しながら、
目的地まで、ずんずん歩いて行かれるのを視聴するのは、
楽しくフレッシュな気持ちになれてお勧めです。
中高年にとってはレポーターさんの脚力は羨ましい限りですが、
「生活しやすい身体」のために必要な脚力は、というと
牛乳パックを1~2本持って15分続けて歩ければ大丈夫。
自宅から5~10分の距離にある、自販機やコンビニで、
飲み物を買って、家まで持ち帰るという生活行為を続けることで
充分健康習慣になります。
生活しやすい身体に必要な歩行能力について相談してください。
院長 稲用 博史

今月の興味を持っていること
2022-10-20
~ ゆっくりスクワット お勧めします ~
過ごしやすい季節になりましたね。
身体を動かしても、汗ばむことが無くなったので、運動の秋を楽しまれている事でしょう。
ウォーキングやランニング、ゴルフやテニスなど、お気に入りの運動習慣があれば何より
ですが、楽しい範囲の運動が見つからない、何かいい運動は無いかな、と思われている
なら、ゆっくりスクワットがお勧めです。
ゆっくりスクワットは、日本臨床整形外科学会のストップ・ザ・ロコモで推奨されている
スクワットと、呼吸に注意を向けてゆっくり動くことで筋力がアップするという報告から
自分のための健康習慣として2年前から続けている方法です。
私個人の体験になりますが、確実に下肢筋力が向上した、と手ごたえを感じています。
映像にしてもアピール力はなく、とても地味な動きですが、いつでもどこでも続けやすく
効果が確実なのが最大のメリット。
これからの季節の不活発予防に役立てましょう。
ゆっくりスクワットについて、何でも質問してください。 院長 稲用 博史

今月の興味を持っていること
2022-09-20
~ お米を主食にすることについて ~
最近、朝夕に少し涼しい風を感じることがあって、ホッとしますね。
秋が近いな~と思うと、やはり、愉しみなのは新米です。
今どきは、お餅や煎餅が人気だったり、パンやケーキも米粉で作られたり
しているそうで、お米を主食にすることについて調べてみました。
まず、米国のベイラー医科大学などの研究チームが1万4,386人を対象とした
調査で米を主食にすると2型糖尿病や肥満の対策になるという研究発表が
検索上位に出てきて驚きました。
ベイラー医科大学は研究レベルが高いと有名な大学だそうです。
次に、炊飯した白米は塩分が全く含まれていないので、主菜の塩分を相殺します。
小麦を主食にする場合は、グルテンの粘性を高めるために塩が必要ですが、
お米は無塩で主食にできるところが特徴だったのです。
言われてみるまで気が付きにくい、当たり前のありがたさを実感しました。
それから、最近はお米アレルギーの方が増えているそうで、その場合はウルチ米の
デンプンなら大丈夫だそうですから、心当たりのある方はウルチ米を食べましょう。
お米を主食にすることについて意見があったら聞かせて下さい。院長 稲用 博史

今月の興味を持っていること
2022-08-20
~ リハビリと暑さ疲れのケアについて ~
お盆も過ぎ、8月後半になってくると、
そろそろ「暑さ疲れ」を感じてくるころですね。
暑さ疲れのこの時期のリハビリは、無理はしない範囲で継続することが必要で、
「しすぎず、やすまず、コツコツと」が合言葉です。
「暑さ疲れ」は自律神経の慢性疲労状態という説を初めて聞いたのは、
20年近く前で、提唱者は大阪市立大学医学部の梶本医学博士でした。
梶本博士によると、慢性疲労の状態はイミダゾールジペプチドという成分が、
身体から減ってしまうことで起こるのだそうです。
これを補う食べ物が、鶏むね肉、マグロ、サケ、カツオ、と紹介され
レシピまで用意されていました。
当時は医学博士がレシピまで用意されていることに驚きましたが、
中国料理に薬膳という体調を整える食文化がありますし、
食養生という言葉にも通じています。
リハビリをされている方だけでなく、どなたでも8月後半になったら、
鶏むね肉やツナ缶マグロ、サケ、カツオを食べると暑さ疲れのケアになる
と知って頂ければと思います。
レシピは書ききれないので知りたい方は声をかけて下さい。院長 稲用 博史
