いなもち医院便り
今月の興味を持っていること
2024-07-21
~ お寺の生活信条について ~
7月20日には身内の法事で診察開始時間を調整していただきました。
ご理解、ご協力いただき、ありがとうございました。
若いころは、それほど思わなかったのですが、この年になると仏教に
関係する言葉の深さに驚かされます。
例えば、命は自ずと繋がり調和し助け合っている。
身体がそうできている。
だから人間もそのように生きたほうが身体の理に合っておりストレスが
無く心身共にすこやかでいられる、
と要約できる内容があり、なるほどと思いました。
読経の前に紹介された3つの生活信条の最初は
、
『1日1度は静かに座って、身体と呼吸と心を整えましょう』でした。
この方法は、人生100年時代、健康寿命の前からストレスコントロール法
として臨床応用されている自立訓練法と全く同じです。
まるで2000年経って臨床医学がお釈迦様と出会ったようで印象に残りました。
診察で自主トレの際には呼吸を意識してと伝えています。
自主トレの時間が、身体と呼吸と心を整える時間になればと思います。
院長 稲用博史
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今月の興味を持っていること
2024-06-20
~ 水分摂取について ~
万緑に囲まれ、蛍の便りを聴くようになると、水分摂取が気になります。
今月は、不足せず、摂り過ぎにもならない、丁度いい水分摂取の方法です。
1日に必要な水分量の目安は体重1Kgに対して50ml程度と言われています。
食事から補給する水分量約1リットルを差し引くと、
体重50Kgの方で1,5リットルが目安です。
1時間に1~2回、水分を口にするイメージで熱中症を予防することが出来ます。
水分摂取の基本は、「常温の水」「1回にコップ1/3弱(50~60ml)」です。
この基本を守ると、腎臓に優しく、体液のバランスにも悪影響を与えないので安心です。
また運動後など、汗をかいた後は、ミネラル補給をして体液のバランスを保ちましょう。
さらに、起床直後と就寝前、入浴前後は必ず水分を摂るのがお勧めです。
睡眠時と入浴時に水分補給を習慣にすると脱水傾向を予防できるからです。
これらを習慣にして、熱中症になりにくい体調を維持し、快適な夏を過ごしましょう。
院長 稲用博史
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今月の興味を持っていること
2024-05-20
~ リハビリ効果と栄養チェック表について ~
山の緑がすがすがしく、この季節になるとお弁当を持って出かけたくなりますね。
お弁当のおかずの定番、卵焼きは、たんぱく質を手軽に補ってくれます。
リハビリで筋力向上を目指すためには、自主トレだけでなく栄養も大切です。
今月は1日に取っておきたい栄養のチェック表について紹介します。
「さあにぎやか(に)いただく」という覚え方で10食品群チを覚えてチェックする表を
見つけました。東京都健康長寿医療センター研究所が開発したロコモ予防のための表で
〇をつけるだけの簡単なチェック表です。
実際につけてみると、今の食生活に気づけますし、続けやすくて良いと思います。
10項目は、さ:魚 あ:油脂 に:肉 ぎ:牛乳 や:野菜 か:海藻 い:いも類
た:卵(魚卵は除く) だ:大豆(大豆と大豆製品) く:果物(生・加工品・果汁等)
となっていて、たんぱく質の項目が、魚、肉、牛乳、卵、大豆、と10項目のうち5項目
あり筋肉量を増やしたい方にマッチしています。
10食品群チェック表をつけてみたい方は、ご相談ください。
院長 稲用博史
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今月の興味を持っていること
2024-04-20
~ 卵のタンパク質について ~
暖かくなって、外でお弁当を開いている方を見かける季節になってきました。
お弁当のおかずの代表として思い浮かぶのは卵焼き、そしてゆで卵ですね。
中ぐらいの卵1個には、タンパク質が5~6グラム含まれています。
体重1Kgあたり、1日1gのタンパク質を摂るとすると、卵1個で1日に必要な
タンパク質を1/10程度取れることになりますから大きいです。
それから、卵は大豆製品と一緒に食べるのがお勧めです。
それは、必須アミノ酸(身体で作ることが出来ないため必ず食品から摂る必要が
あるアミノ酸。9種類)を、全てバランスよく摂れるからです。
タンパク質をどんどん取りたいけれど、どうすれば良いかな、と思われて
いるなら、今の食事に卵を1個和食の味付けで増やしてみませんか。
和食の調味料、味噌や醤油も大豆製品なので、卵と大豆の組み合わせの
食べ方になります。試してみて下さい。
院長 稲用博史
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今月の興味を持っていること
2024-03-20
~ リハビリと呼吸について ~
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、宍粟市に住むようになって、毎年のように
お彼岸が過ぎてから1度は雪が降るように思います。今年もでしたね。
とは言っても、桜のつぼみが膨らんで、暖かい季節に向けて準備が始まっています。
今月はこれからの暖かい季節に向けて、リハビリと呼吸についてです。
リハビリや自主トレを続けるコツは、まず気持ちです。
毎日コツコツ続けながら、1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後と小さな
変化に気付き喜ぶことが出来ている人は、楽に自然に続けておられるようです。
小さな変化に気付き、喜べる気持ちの安定は、特に呼吸が関係します。
精神的な柔軟性や気持ちの穏やかさを保つためにも、呼吸に注意しましょう。
また呼吸に注意してリハビリや自主トレを行うと身体的にもメリットがあります。
息を止めてリハビリや自主トレを行うと血圧が上がるので、呼吸し続けることで
血圧上昇のリスクを回避することが出来ます。
更に、酸素が充分に供給されると、リハビリや自主トレの効果がアップします。
リハビリや自主トレと呼吸について、いつでも質問してください。
院長 稲用博史
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