いなもち医院便り
今月の興味を持っていること
2023-09-20
~ 1日も長く動けるようにリハビリをしよう ~
まだまだ暑い日が続きますが、それでも暑さの峠は超えたように感じます。
これから、身体を動かすのにちょうどいい季節がやってきますが生活できる
動ける身体を1日も長く維持したいですね。
そのために大切なのは早期リハビリです。
そこで、当院では早期リハビリの普及を今年度の目標としました。
痛みや炎症で動けなくなった後、機能回復としてのリハビリは定着して
来ましたが,違和感や動きにくさで、早期リハビリを受けられる方はまだ
多くありません。
加齢により筋肉は、強張りやすく緩みにくい状態になりますから動けなく
なってからのリハビリでは回復のために食事や自主リハの習慣化など生活
習慣の調整も必要となりますので早期リハビリで動ける身体を維持する
ことが大切です。
早期リハビリについていつでも相談してください。
院長 稲用 博史

今月の興味を持っていること
2023-08-20
~ 小さな筋肉の自主トレについて ~
残暑お見舞い申し上げます。
先月は自主トレとして動的ストレッチを紹介しましたが残暑のこの時期、
自主トレに無理は禁物です。
動的ストレッチは体幹の大きな筋肉が動き体温が上昇します。
暑さ疲れを出さないように、小さな筋肉を動かす自主トレで体温上昇を
予防する工夫も大切です。
具体的には踵上げや手指のグーパー体操、趾のグーチョキパー体操など
小さな筋肉を呼吸に合わせて動かす自主トレは熱の発生も小さく、この
時期おすすめです。
また小さな筋肉を動かす自主トレは、生活の中に位置付けて続けやすい
のもメリットです。
朝の身支度の時に踵上げ、靴を脱いだら足の指のグーチョキパー体操、
就寝前にグーパー体操など、歯磨きのように習慣にすれば短時間で毎日
継続できます。
小さな筋肉の自主トレで、リハビリは、し過ぎず、休まず、コツコツと!
を実践しましょう。
院長 稲用 博史

今月の興味を持っていること
2023-07-20
~ 動的ストレッチについて ~
梅雨明けすぐの猛暑の中、
リハビリを継続されている患者さんに元気をもらっています。
暑くてストレスがかかる反面、この時期は筋肉が緩みやすいので
リハビリには好都合な面もあり、リハ室内の空調温度にリハビリ
アシスタントは気を配って患者さんを見守っています。
治療としてのリハビリは、機能回復を目指すリハビリで理学療法士
PTが関わっています。
「回復した機能」と「もともとある機能」とをバランス良く使える
ようになる為に診察とPT評価を繰り返して、リハビリだけでなく、
1人1人に合った自主トレを自宅で継続して頂けるようサポートと
して自主トレ説明やカレンダーなどをお渡ししています。
自主トレのコツは、頑張りすぎてリハビリお休みにならないよう注意
することです。
しすぎず、休まず、コツコツと!
を合言葉に、相談しながら続けていきましょう。
今年の1月後半から2月にかけて、西播磨リハビリテーション病院の
福祉用具展示会で、ソーラーポールというスティック状の運動補助具が
動画付きで展示されていました。
体幹の動的ストレッチが簡単に出来るようになる為、デイケアで試験的
に導入しています。
動的ストレッチについて知りたい方は、声をかけて下さい。
自主トレとして紹介します。
院長 稲用 博史

今月の興味を持っていること
2023-06-20
~ スクワットを習慣にして2年目の実感 ~
暑さに向かうこの時期、そろそろ冷房に切替えるタイミング ですね。
クーラーの時期になると、冷えが気になるならスクワットがお勧めです。
私も60代以降はクーラーの季節になると、足先や腕が冷え切るのが
気になっていたのですが、スクワットを習慣にしてから、どんどん
気にならなくなってきました。
今月で、2年目になるので、スクワットには筋力維持だけでなく、
全身の血液循環改善も期待して良いのではないかと実感しています。
スクワットで大きな筋肉を動かすと、毛細血管の新生を促すメッセー
ジ物質マイオカインが発生します。
毛細血管が密になると血液循環は活発になります。
日本循環器学会の生活習慣病シリーズの冊子では、血管年齢は40代から
衰えてくるとの情報が掲載されていますし、認知症の治験でも血流改善
による認知症治療が開発されているとの情報もあります。
血液循環を改善したいなら、まずスクワット習慣を試しましょう。
スクワットを習慣にしたい方は、いつでも相談してください。
院長 稲用 博史

今月の興味を持っていること
2023-05-20
身体のバランス機能をチェックする方法
周囲の山々の緑が深まって、まさに万緑の時節です。
この季節の宍粟市は、ランニング、ウォーキング、森林浴などアウトドア
の楽しみが充実しています。
アウトドアでの活動量が高く、身体機能に自信が持てることは大切ですが
アウトドアの活動ができなくても身体機能に自信を持つ方法があります。
それは、身体のバランスと柔軟性を保つことで、生活しやすい身体
を保つことです。
身体のバランスを保つために大切なのは体幹の筋肉と知っている方も多い
と思いますが、バランス機能を保つためにとても身近で簡単な方法が
あることは、まだあまり知られていません。
その方法とは、食卓椅子からの立ち上がり運動です。
座面が40㎝ほどの椅子から片足で立ち上がることができれば、日常生活
に必要なバランス機能は保たれています。
安全に配慮して、ときどきチェックしましょう。
身体のバランス機能をチェックする方法について、いつでも質問してください。
院長 稲用博史
